門前仲町を歩いていると、大きな朱色の鳥居がふと目に入ります。
それが今回ご紹介する富岡八幡宮です。
「深川の八幡様」という愛称で、地元の方々から長く親しまれてきました。
私も初めて訪れたとき、境内の広さと空気の澄んだ雰囲気に驚いた記憶があります。
都会の真ん中にいるのに、不思議と心が落ち着くんですよね。
この記事では、富岡八幡宮がなんの神様を祀っているのか、どんなご利益があるのか、歴史やアクセスまでじっくりとご紹介していきます。
これから参拝を考えている方の参考になれば嬉しいです。
富岡八幡宮はなんの神様?
本日二社目のお参り#富岡八幡宮#門前仲町 pic.twitter.com/Pa50RK8the
— つかぴっぴ (@tsukaptan) December 29, 2024
富岡八幡宮の主祭神は、応神天皇(おうじんてんのう)です。
別名を誉田別命(ほんだわけのみこと)ともいいます。
応神天皇は弓の名手として知られ、古くから「武運の神様」として信仰されてきました。
主祭神のほかにも、神功皇后(じんぐうこうごう)や天照皇大神(あまてらすおおみかみ)など、あわせて8柱の神様が祀られています。
さらに境内には数多くの末社があり、それぞれに異なる神様がいらっしゃいます。
つまり富岡八幡宮は、ひとつの神社の中にたくさんの神様が集まっている、とても懐が深い場所なんです。
私はこれを知ったとき、「一度のお参りでこんなに多くのご縁がいただけるなんて」と、少し得した気分になりました。
■富岡八幡宮に祀られている主な神様
- 応神天皇
- 神功皇后
- 天照皇大神
- そのほかあわせて8柱の神様
- 境内には多くの末社が鎮座している
富岡八幡宮のご利益とは?
主祭神である応神天皇のご利益といえば、やはり勝負運と仕事運です。
弓の名手であったという逸話から、勝負事にまつわる願いを叶えてくれると考えられています。
近代に入ってからは、出世運や仕事運にご利益がある神社としても評判が広まりました。
私自身、大事なプレゼンの前に手を合わせたことがあるのですが、不思議と背筋が伸びるような感覚がありました。
そのほかにも、境内社を巡ることでさまざまなご利益をいただけます。
以下に代表的なものをまとめてみました。
| ご利益 | 関連する神様・場所 |
|---|---|
| 勝負運・仕事運・出世運 | 応神天皇(本殿) |
| 縁結び・復縁 | 御神木の銀杏(えんむすび銀杏の守り) |
| 金運・知恵 | 七渡神社(弁才天) |
| 商売繁盛・五穀豊穣 | 永昌五社稲荷神社 |
| 裁縫上達 | 粟島神社 |
| 家内安全・商売繁盛 | 大鳥神社 |
こうして見ると、勝負運だけでなく、縁結びや金運まで幅広くカバーされていることが分かります。
参拝するのがおすすめな人
富岡八幡宮は、特に次のような方におすすめできる神社だと感じます。
■富岡八幡宮がおすすめな人
- 転職や昇進など、仕事の勝負どころを迎えている方
- 受験やスポーツの試合など、ここぞという場面を控えている方
- ビジネスの成功や商売繁盛を願う経営者の方
- 縁結びや復縁を願っている方
- 相撲や武道など、勝負事に関わる趣味を持つ方
境内には歴代横綱の名が刻まれた横綱力士碑もあり、相撲ファンにはたまらない見どころになっています。
富岡八幡宮の歴史は?
富岡八幡宮の歴史は、江戸時代の初め、寛永4年(1627年)にさかのぼります。
長盛法印(ちょうせいほういん)という僧侶が、当時「永代島」と呼ばれていた干潟一帯を埋め立てて創建したと伝えられています。
もともとは海に近い土地だったため、津波除けや水害除けを願って建てられたともいわれます。
江戸時代には、源氏の氏神である八幡大神を篤く敬っていた徳川将軍家から手厚く保護されました。
そのため「江戸最大の八幡様」と呼ばれるほど、広大な敷地と信仰を集める神社になったのです。
貞享元年(1684年)には、幕府から相撲興行が許可されました。
これが「江戸勧進相撲」の始まりで、今の大相撲のルーツともいわれています。
その後、関東大震災や東京大空襲など、たびたび大きな被害を受けましたが、そのたびに地域の人々の手で再建されてきました。
現在の社殿は昭和31年(1956年)に建て直されたものです。
こうして歴史をたどると、富岡八幡宮は江戸の文化と深川の人々の暮らしを、ずっと見守り続けてきた存在なんだと実感します。
■富岡八幡宮の歴史ポイント
- 寛永4年(1627年)に創建
- 江戸最大の八幡様と呼ばれた
- 江戸勧進相撲の発祥に関わる
- 関東大震災や東京大空襲を経て再建
- 現在の社殿は昭和31年(1956年)に再建
富岡八幡宮の概要
参拝前に知っておきたい基本情報を、表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 富岡八幡宮(とみおかはちまんぐう) |
| 主祭神 | 応神天皇(誉田別命) |
| 創建 | 寛永4年(1627年) |
| 住所 | 東京都江東区富岡1-20-3 |
| 参拝時間 | 24時間参拝可能(夜間照明あり) |
| 社務所受付時間 | 9:00~17:00 |
| ご祈祷受付時間 | 平日9:00~15:30/土日祝9:00~16:30 |
| 拝観料 | 境内無料 |
| 電話番号 | 03-3642-1315 |
社務所の受付時間は、行事がある日には変わることもあるようです。
御朱印やお守りを目的に訪れる場合は、事前に公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。
ちなみに境内は24時間参拝できますが、16時を過ぎると本殿の扉が閉まり、外にお賽銭箱が設置される仕組みになっているようです。
夜のライトアップされた境内も、昼間とは違った厳かな雰囲気があっておすすめです。
富岡八幡宮へのアクセスと駐車場
続いて、実際に訪れる際のアクセス方法を詳しくご紹介します。
電車でも車でも比較的アクセスしやすい立地なので、都内からであれば気軽に足を運べます。
公共交通機関を使う場合の最寄り駅や行き方
最寄り駅は「門前仲町駅」です。
| 路線 | 出口 | 徒歩時間の目安 |
|---|---|---|
| 東京メトロ東西線 | 1番出口 | 約3分 |
| 都営地下鉄大江戸線 | 5番出口 | 約6分 |
| JR京葉線 越中島駅 | – | 約15分 |
門前仲町駅からは案内看板も出ているので、初めての方でも迷いにくいと思います。
私が訪れたときも、駅から永代通り沿いを少し歩くだけで、大きな鳥居がすぐに見えてきました。
車で行く場合
車で向かう場合は、首都高速の出口からのアクセスが便利です。
| 出口 | 所要時間の目安 |
|---|---|
| 木場ランプ | 約5分 |
| 枝川ランプ | 約7分 |
| 箱崎インターチェンジ | 約10分 |
JR東京駅からは一般道を使って、車で約15分程度と考えられます。
土日や祝日は永代通り周辺が混み合うこともあるため、時間に余裕を持って向かうのがおすすめです。
駐車場について
富岡八幡宮の周辺には、参拝者向けの駐車場がいくつか用意されています。
| 駐車場名 | およその台数 | 料金 |
|---|---|---|
| 参拝者用駐車場 | 20台 | 無料 |
| タイムズ富岡八幡宮東 | 10台 | 参拝15分無料/ご祈祷90分無料 |
| タイムズ富岡八幡宮 | 4台 | 有料 |
| タイムズ富岡八幡宮南 | 20台 | 有料 |
| タイムズ富岡八幡宮北 | 6台 | 有料 |
※最新の情報は公式情報をご確認ください
正月三が日は周辺で交通規制が行われ、神社の駐車場が利用できなくなる可能性が高いです。
これは去年までの傾向からの推測になりますが、初詣シーズンに車で行く予定の方は、公共交通機関に切り替えることも検討したほうがよさそうです。
特に混雑期は、電車で向かうほうがスムーズに参拝しやすいと思います。
富岡八幡宮の有名な行事やお祭りは?
富岡八幡宮でもっとも有名な行事は、なんといっても「深川八幡祭り」です。
赤坂の日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭と並んで、江戸三大祭りのひとつに数えられています。
例年8月15日前後に開催され、担ぎ手に沿道から清めの水を浴びせる「水かけ祭り」としても広く知られています。
このお祭りは3年周期で「本祭り」「陰祭」「御本社祭」という形式が入れ替わりながら行われる仕組みです。
2026年は3年に一度の本祭りにあたる年で、2026年8月12日(水)から8月16日(日)まで開催されます。
本祭りの年は50基を超える大神輿が勢揃いする「各町神輿連合渡御」が行われ、例年以上の盛り上がりを見せます。
メインとなる神輿連合渡御は8月16日(日)に予定されており、富岡八幡宮を出発した神輿が氏子地域を約8キロにわたって練り歩くとのことです。
沿道で観覧する場合は、水をかけられることもあるため、スマートフォンなどの防水対策をしておくと安心です。
そのほかにも、毎月1日・15日・28日には「月次祭(つきなみさい)」という縁日が開かれ、境内はいつも以上に賑わいます。
11月の酉の日には「酉の市」も開催され、縁起物の熊手を求める人で境内が華やぎます。
私は一度、月次祭の日にたまたま立ち寄ったことがあるのですが、屋台の雰囲気も相まってとても楽しい時間を過ごせました。
祭りの詳細な時間や交通規制の情報は、年によって変わることがあります。
お出かけ前には公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。
■富岡八幡宮の主な行事
- 深川八幡祭り
- 月次祭
- 酉の市
- 各町神輿連合渡御
富岡八幡宮と合わせて行くのがおすすめな神社
富岡八幡宮を訪れるなら、ぜひ合わせて立ち寄ってほしい場所があります。
それは、徒歩3分ほどの距離にある「深川不動堂」です。
今日は門前仲町の“深川不動尊”と“富岡八幡宮”にお参り!#成田山東京別院深川不動堂#富岡八幡宮 pic.twitter.com/IFnHiHdZ9k
— ヤツ (@tak_grandis) February 6, 2026
厳密には神社ではなくお寺なのですが、門前仲町エリアを巡る定番のコースとして、地元でも広く知られています。
深川不動堂は千葉県成田市にある成田山新勝寺の東京別院で、不動明王を本尊としています。
不動明王は、迷いや邪念を断ち切り、願いを成就に導いてくれる存在として信仰されてきました。
そのため、勝負運や仕事運を求めて富岡八幡宮を参拝したあとに、深川不動堂で決意を固めるという巡り方は、とても相性が良いと感じます。
私が訪れたときも、この2か所を巡る人の姿を何度も見かけました。
参道にはお団子屋さんや甘味処も並んでいるので、参拝の合間に一息つくのもおすすめです。
門前仲町を訪れる際は、ぜひこの2か所をセットで巡ってみてください。
■あわせて巡るおすすめコース
- 門前仲町駅から富岡八幡宮へ向かう
- 本殿で勝負運や仕事運を祈願する
- 境内社をゆっくり巡る
- 徒歩で深川不動堂へ向かう
- 参道で甘味や軽食を楽しむ
まとめ
富岡八幡宮は、勝負運や仕事運にご利益があるとされる、応神天皇を主祭神とする神社です。
400年近い歴史の中で、江戸の文化や人々の暮らしとともに歩んできました。
境内には数多くの末社があり、勝負運だけでなく、縁結びや金運など幅広いご利益をいただけます。
門前仲町駅から徒歩3分というアクセスの良さも魅力のひとつです。
2026年は3年に一度の本祭りが開催される特別な年でもあります。
参拝の際は、ぜひ深川不動堂もあわせて訪れて、門前仲町の魅力を味わってみてください。
私自身、この記事を書きながら、また富岡八幡宮に足を運びたくなりました。
皆さんにとっても、良いご縁とご利益をいただける参拝になりますように。
